趣旨・目的
九州大学工学部では、九州・沖縄地区の9 高等専門学校(久留米、有明、北九州、佐世保、熊本、大分、都城、鹿児島、沖縄)と連携して、融合基礎工学科(令和3 年度新設、定員57 名)に高専専攻科からの3 年次編入学生を受け入れ、本学科と高等専門学校専攻科のそれぞれの強みを持つ教育資源を有効に活用し教育内容の高度化を図る『九大工学部・九州沖縄9 高専連携教育プログラム』(定員20名)を令和5 年度から開始しています。本プログラムの運営の核となる組織として、「現代社会が直面している諸課題を解決し、グローバル社会や地域社会の持続的発展に貢献できる創造力豊かな高度実践的技術者・研究者を育成する高度実践的人材育成拠点」の構築を目指し、工学部附属施設として「高専連携教育推進センター」を新設することになりました。
本センターの設置により、高専連携教育プログラムの強化と展開を図り、九大・高専教員間の強固なネットワークを確立し、本プログラムを持続的かつ発展的に運用することが可能になります。この結果、本学の最先端研究力と高専が有する技術教育基盤を融合させた新しい連携教育により、地球規模の複雑で多様な課題や各地域が直面している社会的な諸問題の解決を主導する創造力豊かな高度実践的技術者・研究者の育成に貢献できます。また、本プログラムは、高専3 年次編入、6 年一貫制を指向した学部-修士接続教育、さらには博士課程への誘導により、研究者・高度技術者へと繋がる明確なキャリアパスを高専生に系統的に示す枠組みとなり、全国の高専への展開が期待されるパイロットプロジェクトとしての側面も有しています。さらに、本センターが核となる九大・高専教員間ネットワークを活用して、双方の共同研究を積極的に促進し、九大・高専・地元企業間の産学共同研究の創出による地域貢献への波及効果も期待されています。
業務内容
本センターの主要な業務は以下の通りです。
組織・メンバー
本センターは、『九大工学部・九州沖縄9高専連携教育プログラム』の運営を主導する「マネージメント部門」と本プログラムの強化及び横展開・全国展開を担う「情報・展開部門」で構成されます。
センター教員一覧
センター運営委員会
次に掲げるセンターの重要事項を審議するため、センター運営委員会を置きます。
1) 高専連携教育業務に係る重要事項に関すること。
2) センターの諸規則等の制定改廃に関すること。
3) センターの自己点検・評価に関すること。
4) その他、センターの管理運営に関すること